保全と環境教育
保全と環境教育
環境教育
大屯火山群の地形と地質

火山地形

大屯火山生態
大屯火山生態

大屯火山群は20余りの火山の組み合わせから構成されており、七星山、大屯山、竹子山、磺嘴山、面天山、向天、大尖後山、紗帽山等が含まれ、地質構造は多くが安山岩と火山砕屑岩に属しています。その噴火年代は280万年前まで遡ることができ、200万年余にわたり大小規模の地殼変動、火山爆発、気候の変化を経て、今日の地形が形成されています。火山噴火活動はすでに休止していますが、その傑作である成層火山、円錐状火山、火口、噴気孔等は依然としてはっきりと見ることができ、地底下の熱水、硫黄ガスが断層、割れ目を経て地面から出てきて温泉、噴気孔等の後火山活動の特殊な地質景観を形成しており、至るところで地熱の力、地球の生命力を見て取ることができます。

  • 火山体

大屯火山群の火山体は主に成層火山と円錐状火山に分けることができます。成層火山は溶岩流と火山砕屑岩が交互に噴出し、相互に層を成して形成され、複式火山とも呼ばれます。山頂部によくはっきりとした火口が見られます。大屯火山群の主体を構成しており、七星山、小観音山、大屯山、竹子山、磺嘴山等はすべてそうで、七星山はこの山群の最高峰で、台北市の最高峰でもあり、標高1120mに達し、四周をよく見渡すことができます。山頂部は大小7つのピークから構成されており、これが名前の由来です。円錐状火山は、粘性が比較的高い中性または酸性の溶岩から形成され、通常は鐘状の円形を呈し、火口がなく、形状は逆さまにした碗のようで、紗帽山、大尖後山等がこれに属します。紗帽山は七星山の側火山で、標高は643mしかありません。紗帽山という名は、その山頂に2つの小さなピークがあり、遠くから見ると中国の烏紗帽に似ているためです。

  • 火口

地底のマグマが地表に噴出して火山が形成されると、頂上にはよく凹陥状の盆地が形成され、これが火口と呼ばれます。火山の噴火が停止すると、火口に水が溜まって湖となり、これが火口湖と呼ばれるものです。火口は形成のメカニズムに基づいて、爆発火口、陥没火口、コールドロンの3種類分けることができます。大屯火山群は、磺嘴山、七股山、向天山、面天山、烘爐山、冬瓜山等の主な火山体によく爆発火口が見受けられ、中でも磺嘴山の火口は最大で最も完全に保たれており、直径が630mあります。

  • 火口湖

火山活動が停止した後、陥没した火口に水が溜まって湖となったものが「火口湖」です。向天池、夢幻湖がそうです。夢幻湖は古く「鴨池」と呼ばれており、七星山の東側山麓に位置し、標高880mで、通年水を湛えており、よく雲霧が漂って夢か幻のようであるため、その名が付きました。湖の中には希少な水生シダ類─台湾ミズニラが棲息しており、ぱっと見は一般的なニラのようですが、その実は台湾固有種で、かつ夢幻湖はその唯一の生長地であるため、非常に貴重です。このため、夢幻湖はすでに生態保護区に指定されており、この国宝級の植物を保護しています。

  • 噴気孔

噴気孔は高温の火山ガスが地表に噴出して形成された穴です。四周の岩壁は険しいですが、火山の熱液、噴気の腐食を受けて、岩層がもろく不安定になっており、地震または大雨が起こると、崩落が発生する典型的な崩落地形です。大屯山地区の大油坑、小油坑、上馬槽等が該当します。噴気孔の温度は摂氏90度に達し、大油坑はさらに120度の高温に達します。噴出ガスの違いによって、蒸気孔(水蒸気を主とする)と硫気孔(硫黄質のガスを主とする)に分けることができ、硫気孔の周囲にはよく黄色い硫黄の結晶が見られます。大油坑は台湾最大の硫気噴気孔で、早期の硫黄採取の主要な拠点でもあり、今でも当時の硫黄採取の遺跡を見ることができます。

  • 温泉

地底の熱水が静水圧で上昇し、割れ目に沿って地表に流出すると、私たちの知る温泉となります。温泉と噴気孔は後火山活動の最も代表的な景観です。大屯火山群は金山断層が通過しているため、非常に豊富な温泉資源を擁し、北投と金山の間に分布しており、長さ約18km、幅約3kmの狭くて長い地帯に全部で13の温泉区域があります。温泉の泉質は化学成分、値の違いに基づいて、酸性硫酸塩塩化物温泉、酸性硫酸塩温泉、中性炭酸水素塩温泉の3種類に分けることができます。

 

最後の日付の更新2017-09-23