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シダ類が茂る草山

陽明山国家公園のシダ類は合計で200種近くもあり、台湾のあらゆる地域に生息するシダ類の種類のほとんどを網羅しています。変化に富んだ気候の影響を受け、園区内のシダ類は豊富で多種多様性が極めて高く、低標高の山に普遍的に見られるシダ類の他、オオフジシダ、ニッコウシダ、ハクウンシダ等、東北季節風の影響で多くの「北降型」(本来、標高の高い場所、より高緯度の場所に棲息する植物が、その標高の低い場所で見られる現象)シダ類も棲息しています。園区内は降雨量が多い為、水源が豊かで、火山地形の影響を受けて、沢山の小さな渓流や多くの湖沼が形成されています。この高湿度の生態環境は、薄膜状の葉が特徴のコケシノブ科シダ類には、とても良い棲息環境を提供しています。台湾固有種のシダ類、台湾ミズニラは現在全世界でも夢幻湖生態保護区においてのみ生息しており、極めて貴重な植物です。