陽明山国家公園管理処が生態保護を宣伝・指導-人と野生動物との共存
陽明山国家公園は台北市・新北市という都市部に隣接しています。長年にわたる東北からの季節風の影響と特殊な火山地形・地質から、台湾北部の中・低海抜の山地域において(で)(種類も)豊富な種類の生き物、野生動物を育んできました。
交通の便が良いこともあり、陽明山国家公園はレジャーやレクリエーション活動、生態教育を体験できる場として、多くの方々に親しまれています。園内では、さまざまな昆虫類、爬虫類、鳥類、哺乳類などの活動の様子を観察することができ、生態体験の面白さに溢れています。
しかしながらその一方で、園内ではイヌ、ネコ、タイワンザル、ミドリガメ、アメリカザリガニ等、かつて人にペットとして飼われ、そして、捨てられたと思われる生(き)物が発見されております。(、)中には在来の生(き)物の生存を脅かす外来種の生(き)物も見つかっています。そのため、本来の生態系や食物連鎖への影響が危惧されるだけでなく、入園者の安全や外来の生(き)物が媒介となる病原体による感染症も懸念されます。現に、園内でのレジャー活動の増加に伴い、こうした放生、遺棄、野良犬(野犬)・野良猫(野猫)への不適切な餌やりといった行為が園内の各レクリエーション拠点の安全に影響を及ぼし始めています。当管理処は、外来種の動物に対して持続的に監視・制御・調査を行う他(ほか)、法に基づいて台北市政府動物保護処と新北市政府動物保護防疫処に通報し、駆除・保護作業を実施しています。
どの野生動物も自然環境の中で自ら餌を探してとる本能と食性を持っています。安易な餌やりは野生動物の人に対する食性の依存を容易に引き起こして連鎖的にほかの仲間の動物に広がり、ひいては生態系のバランスを崩して、入園者に危害を加えるまでにも発展するでしょう。当管理処は、国家公園に入ってフィトンチッドによる森林浴を楽しみ、自然の生態を体験するときには、ペットの遺棄や放生をしないよう、また野犬、タイワンザル、リス、鳥類などに絶対餌をやらないよう呼びかけています。都市部に近いこの国家公園でいつまでも自然の生態系の美を体験できますように、この美しい山林をともに守っていきましょう。