生態回廊
由来
陽明山国家公園区内は道路システムの密度が高く、多くの動物が車にはねられて(roadkill)死亡しています。四通八達の道路は人類に便利な交通をもたらしていますが、生物の死亡、生息地の破壊、生物の播遷阻害、遺伝子隔離、群の孤立等、生態系には大きな打撃となっており、生態系のバランスと多様性に重大な影響を与えています。
過程及び結果ビジターセンター(Visitor Centre)
本処は1995年から、車両にはねられて動物が死ぬ事故が多い道に対して調査を実施し、2004年に101甲県道入口から展望台までの区間、陽金公路ビジターセンターー下方の区間を含む事故のホットスポットに5箇所の動物が通り抜けられる地下道を建設し、誘導網、侵入防止板等の設計を組み合わせ、各地下道の一方の出口に赤外線センサーカメラとビデオモニタリングシステムを設置して、動物の利用状況を監視しており、動物がはねられる事故の調査も続けています。

生態回廊の入口

生態回廊の赤外線センサーカメラとビデオモニ

生態回廊入口そばの誘導網

回廊のビデオキャプチャ写真-ハクビシン
影響
生態回廊の地下道が完成した後、各事故ホットスポットの動物事故数は約35%減少し、国内初の生態回廊システムが、動物の生存環境の向上に対して大きな影響があることが示されました。そのモニタリングで蓄積した映像データも環境教育普及に運用することができ、さらにこの計画の成果は道路工程機関が道路を新設または補修するときの参考とすることもできます。

ハクビシン

ハクビシン
車にはねられた動物を生命教育の教材標本として製作・展示