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陽明書屋を歩く

陽明書屋は七星山の溶岩台地上にあり、標高約600mで、北は七星山を背に、南は台北盆地を遠望し、淡水河、基隆河がその前を綿々と流れています。西は大屯山群峰に隣接し、下には頂湖と十八份台地を見下ろし、東は平等里方向の小草山に望み、紗帽山、尖山、華岡、大埔台地に近く、視野が最高です。

陽明山国家公園の陽明書屋は1998年6月27日に正式に一般開放され、本館の中興賓館は定期的に専門のガイドが解説して回る方式でビジターの参観に提供しています。訪問するビジターは、陽明山バスターミナルで108遊園バスに乗り、「陽明書屋」バス停で下車し、中興路に向かって約0.8km歩くか、または陽明公園花時計横の中興路を坂に沿って1.8km上っていくと、陽明書屋ビジターセンターに到達します。2000年9月11日にビジターセンターが正式オープンし、センター内では蒋介石の生前の事跡、陽明書屋の歴史沿革解説図、中興賓館内部陳列、園区自然資源生態の紹介、地図模型の展示を行っているほか、定時解説ガイドのチケット販売、レクリエーション情報、ビジターの問い合わせ、視聴番組観賞等の各種ご案内を提供しています。

「陽明書屋」の敷地面積は約15ヘクタールあり、中興賓館、大忠館等の9棟の建物、梅園、森林公園、後花園等の3つの庭園、巡回歩道、中興路全線がその範囲に含まれます。昔は蒋介石が国内外のゲストの接待と夏の避暑に使用していた公館で、今日は陽明山国家公園陽明書屋ビジターセンターと環境教育研修場所となっており、管轄区内の建物のうち本館の中興賓館は、台湾近代人文史の重要な資産となっています。

陽明書屋に入っていくと、天に向かって木々が聳える森林公園と梅園が左右両側を囲み、ヘリポートを過ぎて進んで行くと右側に詰め所が立っており、昔そこに立っていた衛兵の姿はもう見られませんが、歴史の遺跡が現在も訪れる人を迎えてくれます。左側を見ると、目の前には緑色の外壁を持つ高い建物が建っており、これは蒋介石が台湾で唯一土地を選んで建てた別荘かつ迎賓館でもある、中興賓館です。

中興賓館は二階建ての建築物で、重厚で強固な外壁は周囲の山林に溶け込むように深緑色に塗られており、環状の警備巡回歩道、トーチカ、詰め所等の施設が加わって、安全な要塞が森林の中に佇んでいるかのようです。賓館内の一階は蒋介石が仕事をしたり、国内外のゲストに接見したりする場所で、事務所、応接室、待合室、武官事務所、医官事務所、ダイニング等の空間が設けられています。二階は蒋介石と夫人の生活の主な空間で、メインホールは蒋介石夫婦が食事をする場所で、別に寝室、書斎、画室、客間があります。本館のほか、数棟の付属建物があり、昔は文書、警備、清掃を担当する職員の住居等として使用されていましたが、陽明山国家公園の管理下となってからは、前後して経費をかけて修繕を行い、国家公園資料庫および環境教育研修場所となっています。毎年夏休みと冬休みになるとここで各種の自然体験活動が開催され、若い学生たちに深く愛されています。陽明書屋は同時にビジターセンター、人文歴史レクリエーションスポット、環境教育研修及び自然体験の機能を兼ね備えた最高の場所です!