1969年から1970年の間に建造された「陽明書屋」の旧名は中興賓館といい、元は蒋介石元総統が国内外の来客をもてなし、又夏の避暑地として使用していた建物で、蒋介石が台湾で唯一自ら選定し、建造した施設です。今日では陽明山国家公園の重要な人文史跡建物の1つとして、ビジター情報及び案内解説等のサービスを提供しており、自然と人文、知性と感性を兼ねた見学とレクリエーションの場となっています。
陽明書屋の人文的変遷史は森林公園の時代から、中興賓館時期、国民党党史会館時期を経て、国家公園としての運営管理までの移り変わりを辿って来ました。
陽明書屋は陽金公路、東昇路花時計傍らの中興路上にあり、面積約15ヘクタールを占め、早期は原始的な天然の森林で有り、元は陽明山管理局の管轄に属し、ボーイスカウト総会キャンプサイトとして利用されていたこともありました。1970年中興賓館及びその他の建物が建造完了した後も、一部原生林区域が尚残されており、蒋介石元総統が中興賓館に滞在していた間はセキュリティを理由として厳重な警戒防備がなされていたので、今日の陽明書屋、その周辺及び中興路沿線には豊かな自然生態資源が保たれています。
陽明書屋.pdf
陽明書屋周辺への案内.pdf
ビジターサービスセンター:(自由参観)
営業時間:毎日9:00~16:30、毎月最終週の月曜日(国定休日の場合は一日順延)及び旧暦大晦日は休館。
住所:11292台北市北投区陽明山中興路12号
電話:(02)2861-9816
FAX:(02)2862-3003
メールアドレス:yms20@mail.ymsnp.gov.tw
サービス項目:
- レクリエーションインフォメーションサービス。
- 陽明書屋全区域の模型、歴史・人文沿革の紹介、中興賓館建築及び内部展示ボックス設置。
- 中興賓館参観ガイド解説付き入場券販売サービス。
- ビデオ観賞:視聴室放送時間9:30、10:30、14:00、15:00
- 大忠館2F特別展エリア:草山400年古地図‧懐古写真特別展、中華民国初期の烈士・先賢による書信・書画展
中興賓館参観:(有料参観)
個人現地参加:9:10、13:30の計2回、毎回50人まで。
団体予約:10:00、11:00、14:30、15:00の計4回、10人以上50人以下。
オンライン予約:http://eip.ymsnp.gov.tw/ymh/index.asp
料金:
一般券:新台湾ドル80元/人。
半額優待券:新台湾ドル40元/人。
- 休日に参観する65歳以上の方。
- 学生。(国内各公立・私立学校で学ぶ外国人を含む)
無料優待券:
- 12歳以下のお子様。
- 休日以外に参観する65歳以上の方。
- 身心障害者およびその付き添い1名。
- 公務員研修員。
- ボランティアサービス栄誉カードをお持ちの方。
- その他関連法令に基づき無料で参観できる方。
上述の優待券のご利用は、中華民国籍で、身分証明書、許可公文書またはその他関連証明書を提示した方に限ります。
陽明書屋駐車場:
営業時間:9:00-16:30
中型バス2台、小型車15台、バリアフリー自動車2台、オートバイ10台、バリアフリーオートバイ1台
陽明書屋を参観するビジターのみ一時的に無料で駐車できます。貴重品は携帯してください。本処は保管責任を負いません。
ビジター注意事項:
ペットの携帯、喫煙、飲食、大声で騒ぐ、展示品に触れる、花木を折る行為を禁止します。中興賓館の館内は撮影禁止です。